こんにちは、三度のメシよりアイカツが好きな娘の父・七夕です。
日・西ハーフの紅林珠璃ちゃんと新条ひなきちゃんのユニット名が (もうだいぶ前に) 決まりましたね。その名は「情熱ハラペーニョ」。
期待通りスペイン語混じりということで、珠璃ちゃんのスペイン語フレーズを毎週楽しみにしている私としては口出ししないわけにはいきません。
ハラペーニョ(jalapeño)って何?
ハラペーニョはメキシコ・ハラパ村(Jalapa)発祥のトウガラシの一種です。スペイン語名はchile jalapeño。
jalapeño → ハラパの(人・もの) という意味なので、chile jalapeñoを日本語にすると「ハラパ村のトウガラシ」となります。「地名+人・もの」というパターンは、京野菜、九条ネギ、小松菜、和牛に神戸牛、江戸っ子、道産子などなど、日本語でもよく見られますよね。そんなノリの言葉です。
参考(wikipedia) → ハラペーニョ
しかしこの「情熱ハラペーニョ」というネーミング、、、個人的には少し残念です。
なぜなら、ハラペーニョはメキシコの野菜だから。
スペイン人が聞いたら、真っ先にタバスコを連想するでしょうね。あのタバスコの緑のほう。日本ではハラペーニョソースと呼ばれていますが、これを見てスペインを感じる人はいないと思います。
スペイン人はピミエント・デ・パドロン(pimiento de padron)がお好き
ハラペーニョについて尋ねられたスペイン人は、スペインのpimiento de padronもなかなか乙だよと切り返してくるでしょう。
ピミエント・デ・パドロンはガリシア州・パドロン村名物のトウガラシです。オリーブオイルでさっと炒め粗塩を振っていただくのが基本、というか、レシピはほぼ一択でしょうね。
辛みが1つ1つ気まぐれで、しかも辛みゼロ~即死級のメガ辛まで目視での識別は不可能。あれこれ工夫・応用するのには適さない、美味しくて危ないロシアンルーレットのような食材です。
参考(wikipedia) → Pimiento de Padrón
スペイン人が愛するこの「パドロン・トウガラシ」は、美味しさと希少性がゆえにブランド品となり、元祖の「パドロン産のパドロン・トウガラシ」は今ではなかなか手に入りません。
先日スーパーで買った青トウガラシは「パドロン・スタイルの青トウガラシ(モロッコ産)」というものでした。似て非なるものなので少々興ざめですが、まぁ、仕方ありません。パドロン村は小さいのでみんなの口に入るほど採れないのです。だからこそ珍重されるのです!!
珠璃ちゃんの故郷スペインを旅したら、パドロン・トウガラシ(pimiento de padron)をお試しアレ!!
そして、料理が出てきたら元気に叫びましょう。
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Que buena pinta! つまり おいしそう!!
でも、、、
辛い物の食べすぎには気を付けましょうネ。
辛党中級・七夕でした。
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