こんにちは、七夕です。10月に入ったので、このへんで長女の通う村の公立中学校の9月を振り返ってみたいと思います。
クラス分け
9月のビッグイベントはクラス分けです。
手順はこんな感じです。
初旬 前年度末の成績に基づいてクラス分け(暫定)をする
初旬 1年生の復習のテストを行う
中旬 授業で1年生の復習をする
下旬 暫定版を修正して確定する
クラス分けは常に成績を元に行われます。クラスによって使う教科書も異なります。
9月早々に教科書を買いそろえて、月末にクラスが変わってしまったら買い替えなくてはなりません。そうなったら大出費なので、各家庭ははらはらドキドキ。
スペインは教科書は自己負担でしかも高価。ざっくり数えて、1科目5000円X10科目。+辞書やら地図やら製図用具やらで、最終5万円は軽く超えるでしょう。優秀なクラスへの昇格による出費ならばまだしも、降格だったらまさに踏んだり蹴ったりですね。
村の中学のクラス分け(イメージです)はこんな感じです。
0組 バイリンガル (国・数・独・仏 以外はすべて英語で授業)
1組 ハイレベル (英・音・体・公民 は英語で授業)
2組 ローレベル
3組 ローレベル
4組 ローレベル
読んでいる皆さんはローレベルという呼び方に違和感を感じるかもしれませんが、実際に ALTO(HIGH)/BAJO(LOW) と呼んでいるのでそのまま使いました。
バイリンガルクラスは英語が得意な子が入ります。ケンブリッジ英検で一定以上のスコアを取らなければ入れません。国語・数学・独語・仏語以外はすべて英語での授業となりますが、理科も社会も英語でやって、それがしっかり身になっているかどうかはその子次第のようですね。
うちの子はクラスの変更はありませんでした。ほっとしました。
英語の教科書
バイリンガル教育を導入したりして英語教育に力を入れるスペインですが、中学の英語の教科書はけっこうレベル高いです。
長女(中2)の英語の教科書はコチラ。
BURLINGTON の公式ページ → Burlington Connections B1 and B2
サンプルページが公開されているので関心のある方、中2の生徒さん、ぜひご覧ください。(☆サンプルはB2ですが、長女のテキストはB1です。どちらが難しいのか私は知りません。)
BURLINGTON サンプルページ → Sample Material (B2)
アマゾン(日本)にも商品登録されています。需要はあるのでしょうか?
CONNECTIONS B1 STUDENTS ED.2011
国語科からの通達
国語科から成績の付け方についてプリントが届きました。A4の紙に小さい文字でびっしり書かれています。
学期ごとの成績はテストが8割、その他2割。テストが満点でも普段の行いが悪いと最終成績は満点にはならないとのことです。
【配分】
態度(参加意欲、宿題) 10%
ノート 10%
テスト 80%
テストの減点に関する記載もありました。いくつかご紹介すると、、、こんな感じです。
【テストの減点】
誤字脱字 マイナス○○点
句読点の抜け、誤り マイナス○○点
アクセントの抜け、誤り マイナス○○点
と、結構細かい決め事が書かれたこのようなプリントに「承諾」のサインをして国語科に返さなければなりません。
しかし、去年はこんな通達はありませんでした。成績を巡って何かもめ事でもあったのでしょうか?
それと、、、
国語の読書課題が決まりました。この本を週一で輪読することになります。セルバンテス関連の著作です。スペインらしくてGOOD!
Cervantes (Cucana – Biografias)
っということで、、、
中学生になるとどんどんふるいにかけられていくカンジです。
きょうは最近気になった新学期の様子をご紹介しました。それでは、また。
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