こんにちは、2児の父・七夕です。きょうは久しぶりに中学校のお話をしたいと思います。
教科は国語。
国語のプログラムに「読書」というものがあります。先生が毎学期指定する本(授業用1冊と自宅用1冊)を読み、それぞれの内容について期末にテストするというものですが、、、
中1・1学期の課題は、
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授業用 Metamorfosis (Ovidio)
自宅用 La hija de la noche (Laura Gallego)
オウィディウス(Ovidio)の Metamorfosis は2000年ほど前のラテン文学作品です。変身物語、転身物語という邦題で知られています。
ラテン文学や神話は、後の作家たちに多大な影響を与えているので今のうちから興味をもって抑えておこう、っとは先生談ですが、正直私はよく知りません。古いナニかをヒントにした文学作品や映画などにふれたときに、ここがこう関連しているんですよと誰かに教えてもらい大いに感心するというレベルなので、当然 Metamorfosis という作品を読んだことは一度もありません。
そういう本を今長女が授業中に読んでいます。
一方、ラウラ・ガジェゴ(Laura Gallego)の La hija de la noche は10年前の、神話やラテン文学と比べたらほんとうについ最近の作品です。
ラウラはスペイン児童文学界のいまやエース格。日本語化されているのは今のところ2作品(「この世のおわり」「漂泊の王の伝説」)だけですが、今後もっと増えることでしょう。期待したいと思います。
ラウラ・ガジェゴのオフィシャルサイトはこちら → http://www.lauragallego.com/
余談ですが、スペインは教科書でさへ有償なので読書課題の本も、もちろん、自己負担です。
1冊15ユーロ(約2000円)、2冊で30ユーロ。家の事情、やる気がないだけ、図書館を利用、友達のをコピー、などなど、さまざまな理由で買わないという道を選ぶ子もたくさんいるようです。
このあたり、どうにかならないものかと村の書店へ足を運ぶたびに思います。
ではまた。七夕でした!!
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